眼瞼痙攣


瞼がピクピク動く疾患として,筋肉が自発的に収縮する①線維束性収縮(ファシキュレーション:fasciculation),ファシキュレーションよりも大きな筋肉が収縮し,瞼がピクピクすることで来院される患者さんで最も多い②眼瞼ミオキミー(myokymia),瞼の眼輪筋と顔面筋が痙攣し,重症例では閉眼ができないこともある③眼瞼痙攣があります.

  1. 線維束性収縮(ファシキュレーション:fasciculation) の多くは病的なものではなく,疲労,ストレスが原因の一つです.
  2. 眼瞼ミオキミーもほとんどは良性で,疲労,ストレス,コーヒー摂取,アルコール摂取が引き金になることがありますが,通常,数週間で消失します.
  3. 眼瞼痙攣には本態性と続発性に分けられます.本態性眼瞼痙攣は60歳代の女性に多く,読書,運転,ストレス中に起こり,会話中や歩いている時のリラックスしている状態では少なくなる傾向があり,睡眠中には起こりません.

本態性眼瞼痙攣の治療として,抗けいれん薬,抗不安薬などの内服薬と,ボツリヌス毒素を眼瞼に注射する方法があり,当院でも行っています.ボツリヌス注射は,筋肉を一時的に麻痺するもので,3から4か月毎の治療が必要です.副作用として,兎眼,眼瞼外反,眼瞼内反が起こることがあります.

続発性は角膜炎やパーキンソン病などで起こり,それぞれの原疾患の治療が重要です.