診療案内


新川崎眼科は包括的な眼科診療を心がけています.例えば,近視は緑内障と網膜疾患のリスク因子,遠視は緑内障のリスク因子です.これらの隠された疾患を見逃さないために,必要な場合は光干渉断層計(OCT),ハンフリー視野計などの最新機器による検査も行い,早期発見に努めています. 眼疾患には痛みや視力低下などの症状がないままゆっくり進行するものがあります.日本での成人の失明原因は1位:緑内障,2位:糖尿病網膜症,3位:網膜色素変性,4位:加齢黄斑変性,5位:強度近視です.このうち緑内障糖尿病網膜症,網膜色素変性の多くは末期まで無症状で,治療法としては,進行抑制するしか手立てがありません.年齢,疾患の危険性,全身疾患の状況によりますが,たとえ,ご自分の目は健康だとお考えでも,年に1回から3年に1回は包括的な眼検査を受けるべきだと考えています.

白内障は日本では手術によって治療がなされていますが,世界では失明原因の第一位です.日本での初期白内障の発症率は50歳代で約4割,60歳代で約7割,70歳代で9割との報告があります. そして手術適応の割合は65歳~74歳でほぼ5人に1人,75歳以上では2人に1人と言われています(日本白内障学会より).当院では次世代の超音波乳化吸引システムであるアルコン社「CENTURION VISION SYSTEM」を導入し,日帰り白内障手術を行っています.

 

日本で失明原因の第4位の加齢黄斑変性については現在最も有効とされる抗血管新生療法(抗VEGF療法)を行っています.抗VEGF療法は加齢黄斑変性以外にも,失明原因第2位の糖尿病網膜症,失明原因第5位の強度近視における脈絡膜新生血管や眼底出血の一つである網膜静脈閉塞症で見られる黄斑浮腫に対する治療の第一選択となっており,これらに対しても行っています.

また,当院では二種類のレーザー機器である,グリーンレーザーとYAGレーザーを用いてレーザー治療も行っています.

 

強度近視による視覚障害に対しては,上で述べた通り,抗血管新生療法がありますが,強度近視の予防として小児期からの近視進行防止が重要です.この近視進行防止のために低濃度アトロピン点眼薬とオルソケラトロジーを行っています.何れも,科学的に有効性が証明されています.低濃度アトロピン点眼薬は多くのクリニックで保険外でかなりの高額で行っていますが,当院では無料で低濃度アトロピン点眼薬をお渡しし,3ヶ月に1回の経過観察を保険内で行っております.

子供が生まれてから小学校に入学までの段階は視力は発達段階にあり,この段階に遠視や斜視などの目の成長を妨げる疾患があると矯正しても視力が得られない弱視になることがあります.これを予防し,改善するために,熟練の視能訓練士が検査,訓練のサポートを行います.視能訓練士による検査は診療時間をご覧ください.

また,お子さんの近視,遠視,乱視,斜視などを検出することが可能なスクリーニング機器(スポット・ビジョンスクリーニング)を導入しております.痛みや接触はなく,わずか数秒で測定は完了します.6ヵ月から測定可能で,お母さんが抱っこしている状態でも,迅速に検査が出来ます.費用は健康保険内です.

近視に対しては,視力回復トレーニング等,視力がトレーニングで治ると謳う器具,施設が存在しています.いかがわしい施設に対しては平成14年に公正取引委員会からの警告文がありますが,その後も同様な施設があります.また,「目がどんどん良くなる本」「視力回復ミラクル・アイ」など,明らかに嘘な本は放置されています.これらに騙されないよう注意してほしいと思います.

 

コンタクトレンズは2015年6月に厚生労働省よりクリニック内でコンタクトレンズの交付(販売)が出来ることが明確化されました.これを踏まえ、当院でも9月より院内でのコンタクトレンズの交付を開始しました.コンタクトレンズ販売店とは異なり,コンタクトレンズ販売による収益性を求めておりません.当院で扱っているコンタクトレンズと価格はこちらをご覧ください.ただし,クリニック内でのコンタクトレンズの交付(販売)は通常のコンタクトレンズショップとは異なり,販売のみはできません.