閃輝暗点

両眼の一部分がギザギザ模様に見え,その部分が見えなくなります. 多くは周辺部から始まり,中心部まで広がり,数十分で消失します.

閃輝暗点の原因は後頭葉皮質の機能異常で,きっかけとして,調味料のグルタミン酸の摂取,アルコール摂取,カフェイン摂取,ストレスなどで起こることがあります. 閃輝暗点の後,頭痛,吐き気などの片頭痛が起こる場合と起きない場合があります.

片頭痛は脳の神経血管異常だと考えられています.片頭痛のうち閃輝暗点などの予兆がある患者さんは脳卒中になる確率が通常の2倍程度高いと言われています. (Markus Schurksらの論文)