点状表層角膜症

角膜の上皮が点状に消失した状態で,ドライアイ,コンタクト装用,結膜炎,眼瞼炎,睫毛乱生,点眼薬の副作用などで起こります.症状は眼痛,眩しさ,充血,違和感です.治療はそれぞれの疾患を治療と,多くは人工涙液点眼で治りますが,眼軟膏やステロイド点眼薬が必要になる場合があります.

原因疾患が不明で,両眼性,再発性のものとして,Thygeson点状表層角膜症と呼ばれている稀な疾患があります.通常の点状表層角膜症よりもきめの荒い,点状あるいは星状の灰白質の角膜上皮混濁がみられ,完治まで2,3年かかります.