低濃度アトロピン点眼薬、近視進行抑制

近視進行抑制として、低濃度アトロピン点眼薬を無料で差し上げています。多くのクリニックではシンガポールから点眼薬 (Myopine) を輸入し、点眼薬と検査料を保険外で行っており、かなりの金額がかかります。当院では手術室でアトロピン(1%)点眼薬を低濃度に調合し、点眼薬を無料で、3ヶ月に1回保険内で検査を行っています。近視の進行状態を知るためには通常の視力検査のみではなく、目の大きさ(眼軸長)測定が必要ですが、眼軸長測定は無料で行っています。 

強度近視は日本の失明原因の5位であり、強度近視の予防のため、小児からの近視進行予防が大切だと考えています。近視進行抑制として、遠くを見ること,屋外で太陽を浴びる事が大切ですが、低濃度アトロピン点眼薬とオルソケラトロジーが最も有効だと考えられています。